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看護師以外の求人状況

大分県の医療業界の求人状況

医療関係者の勤務先は病院、またはクリニックが大多数を占めます。大分県内の病院数は152施設、クリニックは805施設あり、人口10万人あたりの病院数は69.02施設。これは全国平均より高い数値であり、それだけ勤務先が多いことを示します。
(参照元:日本医師会 地域医療情報システム)

ほかにも勤務先として考えられる高齢者介護施設や在宅サービス(自宅にいながら利用できる医療)なども増加傾向にあります。

勤務先地域は、大分市、別府市、中津市に病院が多いこともあり求人数が多くなっています。

今後は日本全体の少子高齢化が顕著となり、医療や福祉を必要とする人が急速に増加するとされています。大分県も例外ではありません。

一方、医療業界全体の人材不足が問題となり、さまざまな対応が実施されています。例えば、給与や残業代など賃金の引き上げ、福利厚生支援、新規職員のキャリア養成支援などがあげられます。

このため求人数は多い傾向にあり、給与や福利厚生を見極めたうえで有利に勤務先を選ぶことができます。勤務形態も正規雇用、契約社員、パート・アルバイトとさまざまあります。

また、デジタル活用による業務プロセス効率化も進められています。電子カルテの普及は約50%。大分県では、平成30年に出された「第7次大分県医療計画」で、電子カルテやオーダリングシステム等のさらなる導入推進に加え、地域におけるITを活用した医療情報連携なども施策としてあげられています。

医療業界全体が関わる部分ですので、これらの分野が得意な方は積極的にアピールすれば採用に有利に働くでしょう。

大分県の医療業界の求人状況

医師の求人状況

大分県では、2025年を目処に「医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための地域医療構想」を策定しています。(参照:令和元年度 病床機能報告の結果について – 大分県ホームページ)

これは、医療体制のあり方に関わるもので、そこで働く医師の勤務環境とも大きく関わります。

大分県全体を見ると人口は約110万人余りに対し、県内の病院数は152施設あります。このうち一般診療所は805施設あり、人口あたりの病院数は全国平均より高いのが特徴です。しかし、大分県内を地域別に見ると、南部医療圏と西部医療圏は医師少数区域になっており、目標医師確保に向けてさまざまな取り組みが実施されています。

例えば、医療現場における勤務環境改善支援やキャリア形成プログラムの策定などです。これらの地域は今後、これまで以上に手厚い条件での求人が増えていくでしょう。

最近は在宅療養支援病院や診療所も増加しており、ニーズも高まっています。これは高齢化社会には欠かせないものであり、在宅医療・訪問診療を行う医師のニーズは増えるでしょう。訪問診療で使える医療器具も進化しており、新たなキャリア形成として、このジャンルに挑戦するのもよいかもしれません。

医師の雇用形態は常勤と非常勤があり、非常勤の医師として複数の病院を掛け持ちする方も多く、その中に在宅医療を積極的に取り組む方も増えてきました。また、特定の診療科だけで働いている医師がいる一方、関連する他の診療科の診察を積極的に行っている医師もいます。

どの病院を選んだとしても他の仕事より給与などの労働条件がよく、勤務先を選択する権利は医師側にあるといえます。ただし、勤務先によっては幅広い診療科の知識が必要となりますので、自分に目指す医療にあった勤務先を選びスキルアップしていくと望む将来につながります。

病院や診療科によっては勤務時間が長く、休日にも急患に対応しなければならないケースもあります。実情がどのようになっているのかを事前に確認することも重要です。

女性医師に関しては、仕事と子育ての両立などワークライフバランスを確保し、離職防止・定着促進を図る取り組みがなされています。大分県では平成27年から医療勤務環境改善支援センターを設置し、勤務環境の改善が図られています。

大きな病院では併設する保育園で子供を預かってくれるなど、勤務条件だけでなく福利厚生面を重視して勤務先を選ぶのもよいでしょう。

大分県の医師の求人状況について

薬剤師の求人状況

薬剤師は資格を活かせる勤務先候補が多いのが特徴です。患者さんに薬を提供する病院や薬局、市中のドラッグストアのほか、民間の製薬会社や化粧品会社、公務員として働くことができます。

勤務先によって仕事の内容は異なりますが、大分県内では病院、薬局、ドラッグストアが中心となります。

薬剤師は正社員からアルバイトまで、さまざまな勤務形態があります。どこに勤務する場合でも収入が高く設定されているのが特徴です。

しかし、勤務先によって差があるほか、経験によって増額交渉ができたり、勤務年数に応じた昇給の有無があったりなど、その内情はさまざまです。書かれている求人情報を鵜呑みにせず、詳細な内容を聞くようにしてください。特に正社員の場合、住宅手当や役職手当などの各種手当ての有無も収入に大きく関わってきます。

通勤に自動車や自転車を使えるかも事前に確認しておきたいところです。特に薬局の場合、駐車場はお客様専用となっている場合があるので注意してください。

また、調剤薬局の場合、実務を行う環境はさまざまです。電子薬歴や自動監査システムなど利便性を高めるシステムや、自動分包機の導入などによって働く環境が変わってきます。これらも事前に確認したいところです。

複数店舗を展開する薬局では、最新の医療知識の学習や研修の実施など、学びの環境を整えているところもあります。将来を見据え、キャリアを高めたい方は、研修機会を重要視するのもよいかもしれません。

薬剤師は女性が出産や育児で休職しても再就職しやすい資格だと言われていますが、復職のしやすさや育児中の勤務へ配慮の実情はさまざまです。個人の働き方に適した職場かを見極めた上で勤務先を決定するようにしてください。

大分県の薬剤師の求人状況

理学療法士の求人状況

理学療法士(PT)の主な就職先は、病院や診療所、高齢者介護施設などです。最近は高齢者を対象にした施設でのニーズが高まっており、通院が難しい方を対象にした訪問リハビリテーションを実施する事業所も勤務先の候補となるでしょう。

大分県内の介護保険施設は、介護老人福祉施設が85、介護老人保健施設が73、介護療養型医療施設が41で、今後も増加していくものと考えらます。(参照元:大分県高齢者福祉課

最近は特定の病気に特化した病院や住宅型有料老人ホームなどもできています。これからはさまざまな特徴を持った勤務先が増えると予想されます。

勤務先地域は、大分市、別府市、中津市に施設数が多くなっていますが、どの地区でも求人は比較的多いと言えます。

理学療法士が担当するリハビリは多岐に渡ります。例えば、脳血管リハビリ、呼吸器リハビリ、難病リハビリ、運動器リハビリなどがありますが、勤務先によって担当するリハビリが違ってきます。キャリアを考えたとき、特定のリハビリのエキスパートを目指す場合や、苦手なジャンルがある場合は、事前に内容を確認するようにしてください。

また理学療法士は、医師やケアマネジャーなどの専門家と連携して働きます。そのため、医師の治療方針やケア方針によって仕事が左右されます。所属する組織だけでなく、チーム医療体制の連携を図る病院などが外部にある場合、そちらについても知っておくと安心できます。

勤務形態は正社員、契約社員、パート・アルバイトのどれもありますが、正社員での募集が多いのも特徴のひとつです。

勤務先によって収入面が違うのは当然ですが、正社員の住宅手当などの有無、昇級の有無などは、結果的に年収に大きく関わります。採用時だけでなく、長い目で待遇を見るようにしてください。

また、マイカー通勤が可能か、休業が何日あるのか、勤務時間はどうなっているのか、残業の有無なども確認の上、勤務先を決めるとよいでしょう。契約社員やパート・アルバイトは交通費の支給も確認するようにしてください。

大分県の理学療法士の求人状況

作業療法士の求人状況

作業療法(OT)は患者さんのQOLに直結する治療、指導、援助を行う職種であり、これからの高齢化社会では特に必要とされている仕事です。リハビリテーションの専門職としては唯一、精神に障害のある方へのアプローチを行う職種で、認知症関連の施設などでもニーズは高くなっています。

勤務先候補としては、クリニックや精神病院を含む病院のほか、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなどの介護施設、児童福祉施設などが考えられます。高齢者施設はこれからも施設が増加すると考えられており、求人も増えてくるでしょう。

勤務先地域は、大分市、別府市、中津市が多くなっていますが、どの地区でも求人は比較的多いと言えます。正社員、契約社員、パート・アルバイトのすべての契約形態がありますが、正社員が多いのが特徴です。

勤務先によって作業療法士の実務には大きな差があります。勤務先を選ぶひとつの方法として、どの領域のリハビリを担当したいかから選ぶ方法があります。主には、「身体障害領域」「精神障害領域」「発達障害領域」「高齢期領域」の4つに分けられます。興味のある領域や得意分野を活かし、専門性を磨くのもひとつの考え方となります。

また、どの病期の人にアプローチするかも勤務先によって変わります。業務内容が違うのはもちろん、患者さんとの向き合い方にも違いがでてくるので、自分にあったものを選ぶようにしてください。

近年では在宅医療が重要視され、訪問リハビリテーションを行う作業療法士のニーズも高まっています。院外に出向く場合の交通手段についても確認しておく必要があります。

職場の雰囲気や環境、教育や研修の仕組みについても事前にチェックしておくべきことです。これらを理解するには、積極的に施設見学をするのがおすすめです。患者との向き合い方はもちろん、リハビリの具体的なやり方、施設などもあわせて事前に把握するようにしておきましょう。

大分県の作業療法士の求人状況

言語聴覚士の求人状況

日本言語聴覚士協会によれば、言語聴覚士(ST)の勤務先は約7割が病院などの「医療機関」。続いて「老健・特養」、「福祉施設」となっていて、「学校教育機関」に勤務するのはごく少数となっています。

そのため小児領域を担当したい場合は狭き門となりますが、成人領域であれば勤務先候補は比較的恵まれている仕事だと言えます。例えば、療養型の病棟を備えた病院であれば、リハビリに積極的に取り組んでおり、その要となるもののひとつが言語聴覚士です。

言語聴覚士が関わる診療科は、総合病院や一般病院の脳神経外科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、口腔外科などとなります。

勤務先地域は、大分市、別府市、中津市が多くなっていますが、どの地区でも求人はあります。

言語聴覚士の勤務体系は正社員ですが、契約社員もあります。どちらも残業がほとんどないことが特徴です。また力仕事がないこともあり女性が多いのも特徴で、言い方を変えれば、女性に開かれた職場環境となっています。併設する保育園や託児所を利用できる施設もあるので、収入面以外のところで勤務先を選ぶものよいでしょう。

言語聴覚士は、医師の指示の下でリハビリをすることが義務付けられています。そのため、医師の方針によって実務の内容が異なってきます。医師と言語聴覚士との関係性や雰囲気なども事前に把握できると安心です。積極的に施設見学をするようにしてください。

また、近年では在宅医療が重要視されてるため、患者さんの自宅でリハビリテーションを行う言語聴覚士も増えています。院内だけの勤務なのか、院外にでることもあるのか。患者さんの元に出向く場合、マイカー利用が可能かなどを確認しておく必要があります。

また、キャリアアップを考えるなら、教育や研修の仕組みについても事前にチェックすべきことでしょう。

大分県の言語聴覚士の求人状況

診療放射線技師の求人状況

大分県内の診療放射線技師(RT)は、ほとんどが歯科医を含む医療施設に勤務しています。一部で求人があると言われている医療機器メーカーの研究開発部門などの求人はかなり少ないようです。

大分県内の病院数は152施設、クリニックは805施設で、人口10万人あたりの病院数は全国平均より高く、診療放射線技師の求人も若干多くなっています(参照元:日本医師会 地域医療情報システム)。
また、歯科診療所は547施設(参照元:病院数.com)です。

大分県の診療放射線技師の求人状況

診療放射線技師の雇用形態は、正社員のほか、契約社員や派遣社員も増えてきています。時給で勤務をする場合も、時給は高めに設定されていることが多いようです。

マイカー通勤の可否、託児施設の有無、育休や介護休業取得の状況は事前に確認したい部分。診療放射線技師が一人しかいないクリニックに勤務した場合、育休を取得すると代わりの人が勤務することになり、その後の復帰が難しくなります。介護休暇も同じく、取得しにくい場合がありますので、これらが必要になりそうな方は勤務先選びの際に確認するようにしてください。

診療放射線技師の仕事は、勤務する医療施設の規模によって変わってきます。ここは応募の際に注意したいところです。なぜなら、その後のキャリアに関係してくるからです。

規模が大きい病院では、医療チームの一員として活躍することが求められ、さまざまな分野の診療科の医師と連携を図りながら、幅広い検査を行うことになります。しかし、それぞれの検査分野を担当制で行っていることも多く、扱う機器は少ないケースもあります。

例えば、経験が浅いうちは、一般撮影やCTスキャン検査だけしか行わないケースがあります。一方、大きな病院には最先端の機器が多く、それらのスキルをいち早く身につけることができる点はメリットです。

専門的なスキルを磨きたい方や先輩職員などに教わりたい方には規模の大きな病院がよいと言えるでしょう。診療放射線技師の求人数も比較的多く、休暇も取得しやすいなど、環境的には恵まれています。

一方、小規模なクリニックでは、X線検査、CT検査、MRI検査などを行うことが求められます。一人ですべての機器を扱うケースも多く、一通りの機器が扱える経験者しか採用されません。しかし、傾向としては、診療放射線技師が一人しかいないところの方が給与は高い傾向にあります。

このようなクリニックでは、新しい技術を身につけるには自分から動くしかありません。さらに、小規模のクリニックの特徴として、診療放射線技師としての仕事がない時間は事務作業を手伝うなど、幅広い役割が求められます。

健診を行っている医療機関であれば、診療放射線技師の活躍はさらに重視され、求められるスキルも変わってきます。長いキャリアとして考えたとき、どの方向性がよいのかを見極めるようにしてください。

また、仕事内容が違うのと同じく、勤務体制も大きく変わります。診療放射線技師は日勤のみのところが多いですが、救急を受け入れている病院などでは休日・夜間勤務があるケースもあります。また、オンコール勤務があるところもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

臨床工学技士の求人状況

ME(Medical Engineer)やCE(Clinical Engineering Technologist・Clinical Engineer)と呼ばれる臨床工学技士は、比較的新しい医療職でありながら、存在感が大きいと言われています。

主な勤務先は病院やクリニック。県内の病院数は152施設、クリニックは805施設あります。大きな病院では、「ME室」などが設置され、透析専門クリニックなど、他の医療職にはない勤務先で優遇されるのも特徴です。

業務も多岐に渡りますが、勤務先によって求められる役割が違う上に、職場がその後のキャリアにも大きく影響します。これからは医療機器がますます発展するため、活躍の場は広がると言われています。キャリアアップを狙う方は、勤務先を慎重に選ぶとよいでしょう。

大分県の臨床工学技士の求人状況

勤務形態としては、正社員が多いものの、契約社員やアルバイトでの勤務もあります。給与は時給を含め、一般的な職種よりも高い傾向にありますが、勤務先による差も大きいので、しっかりと吟味してください。

勤務先地域は、どのような規模の病院を選ぶかによりますが、大分市、別府市などは大きな病院をはじめ、医療機関も多くあります。それ以外の地域でも求人はあります。

臨床工学技士の担当業務は、医療機器の操作及び保守点検を中心とした診療支援業務です。ですが、実際には担当する分野によってかなり違いがあります。

臨床工学技士の担当業務は、「透析業務」「心臓カテーテル業務」「人工心肺業務」「人工呼吸器業務」などです。勤務先によって、複数の業務を行う場合もあれば、特定の業務のみを行ったり、機器の管理やメンテナンスのみを行ったりする場合もあります。これらは勤務する病院によるので、事前に確認するようにしてください。

臨床工学技士の勤務先候補には、透析専門クリニックなどの専門的な医療機関も増えています。このようなところでは、穿刺の経験者が歓迎されることが多く、実務経験がある方が採用されます。経験者はアピールするようにしてください。

また、循環器専門の病院では、手術時の人工心肺や術後の生命維持装置の操作管理など、命に係わる業務であり、緊張感がともないます。

臨床工学技士としてキャリアを築くには、技術の研鑽に加え、新たな知識の習得やより多くの機器類の理解が必要で、これらができる環境に就職することも重要となります。

また、「臨床検査技師」など、他の国家資格の取得に挑戦する方も多く、これらのサポートを積極的に行っている病院もあります。この有無で就職先を選ぶのもよいでしょう。

さらに、通勤に車を使いたい方はマイカー通勤の可否を確認する必要がありますし、産休や育児休暇の取得状況、介護休暇の有無など、必要に応じて確認してください。

臨床検査技師の求人状況

臨床検査技師の多くは病院やクリニックに勤務していますが、一部、健診センターや臨床検査センターなどで働く人もいます。

大分県内の病院数は152施設、クリニックは805施設あります。また、受託で臨床検査を行う施設(病院内に設置されたものも含め)も県内に複数あり、求人の総件数としては比較的多いと言えます。

大分県の臨床検査技師の求人状況

臨床検査技師(MT)は正社員、契約社員、パートタイマーとさまざまな採用形態があります。

正社員の場合、休日数の差が大きいのでプライベートを重視する方は、休日が多く、有休消化率の高い勤務先を選ぶべきでしょう。また勤務先によっては休日出勤がある場合もあります。

さらに、マイカー通勤の可否や産休・育休についても確認しておくべきことがら。給与については、基本給だけでなく、さまざまな手当や賞与実績も聞くようにしてください。

臨床検査技師の仕事内容は専門性が高く、経験者が優遇される傾向にあります。逆の言い方をすれば、キャリアアップを望む方は、勤務先を選んでいく必要があると言うことです。ここでミスマッチが起こらないように気を付けてください。

例えば、大学附属病院や総合病院など規模の大きな病院は、施設が整っているのが特徴で、さまざまな検査を行います。医療チームの一員としての役割が大きく、医師の指示の下、決められた臨床検査を行います。

しかし、検体検査だけを担当することもあり、患者さんと直接関わる生理機能検査がないため、医療に携わっている実感がないと感じる方もいるようです。

一般の病院やクリニックは、大規模な病院のような充実した施設はありませんが、ひとりの臨床検査技師が多くの検査を担当する必要があるため、スキルを磨くには適しています。検体検査と生理機能検査の両方を担当することも多く、超音波(エコー)検査の技術は特に歓迎されます。この経験がある方はアピールすると採用の確率があがります。

臨床検査センターは、多くの検体が集まってきており、場所によっては、病院ではできないような特殊な検査を行います。

どの規模の場所を選ぶにしても、設備は経営者の考えによる部分も大きく、実際に現場を見せてもらい、設備を見る方が安心できます。

また、キャリアの方向性として、治験に関わるCRC(Clinical Research coordinator/治験コーディネーター)やQC(品質管理担当者)を目指す人もいます。これらは経験者が歓迎されます。将来的にこの分野を考えている方は、勤務先が治験を行っているかや、自分が携われる可能性があるのかを事前に確認することをおすすめします。

社会福祉士の求人状況

社会福祉士は福祉分野のエキスパート職ですが、一般の方に親近感を持ってもらいたいとの考えから、勤務先によっては「ソーシャルワーカー」や「生活相談員」などの肩書きとあわせて名乗ることも多くなっています。募集もこの肩書きになっていることがあります。

勤務先としては病院のほか、医療法人が運営する介護老人保健施設などが多く、約4割を占めるのではないかと言われています。他に、自治体の福祉事務所に勤務する例もあります。

大分県高齢者福祉課によれば、大分県内の介護保険施設は、介護老人福祉施設が85、介護老人保健施設が73、介護療養型医療施設が41。高齢化社会が進むことから、今後も増加が見込まれており、この方面の求人は増えていくでしょう。

大分県の社会福祉士(CSW)の求人状況

社会福祉士の雇用形態は、正社員が多くなっています。職場によって勤務体系は違い、平日のみの勤務で残業がないところもあれば、年中無休の24時間体制のシフト勤務に組み込まれるところもあります。

また、勤務先によっては自宅を訪問したり、福祉事務所に行ったりするケースもあります。マイカーの利用が可能かなどは、事前に確認しておくようにしてください。

社会福祉士は、なんらかの事情により、健康的な日常生活を送ることができなくなった方を最適な福祉サービスや制度に結びつけるようアドバイスをする仕事です。実務は、勤務先によって相談内容が変わり、必要な知識も違ってきます。

病院で働く社会福祉士は「医療ソーシャルワーカー」と呼ばれることもあり、入院生活や退院後の生活や治療費用の補助金制度の案内が主な業務となります。

一方、介護保険施設では高齢にともなう相談が増え、地域によっては、貧困に関する相談事が増える傾向もあります。また、社会福祉士の仕事はどこまでと範囲を決めにくく、クレーム対応に忙殺されるケースもあるようです。精神的な負担も大きい仕事なので、どの分野の相談を受けたいかを想定して勤務先を選ぶ方がよいうでしょう。

また、転職をする際には、これまで受けてきた相談内容をアピールすると採用されやすくなります。

さらに、グループホームなど高齢者施設では送迎を行うこともあり、普通乗用車免許があると有利になることがあります。

精神保健福祉士の求人状況

精神に障がいをもつ人をサポートする精神保健福祉士は、「精神医学ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれ、募集もこの肩書きや「生活支援員」とされることがあります。

精神保健福祉士の主な勤務先は精神科のある病院や精神障がい者向けの施設。最近は、介護老人保健施設も増えています。他にも精神保健福祉センターのような行政の施設もあります。

勤務の可能性があるところは多く、非常に重要な仕事ではあるものの、対象が精神面に障がいがある人に限定されるため、他の類似資格に比べると、求人はそれほど多くありません。そこで、社会福祉士とのダブルライセンスを目指す人も多く、これにより待遇や収入アップを狙います。

大分県の精神保健福祉士の求人状況

精神保健福祉士の雇用形態は、正社員が多いものの、契約社員やパートタイマーなど、いろいろなタイプがあります。

業務は勤務先によって違います。医療施設であれば、医師や看護師と連携しながらサポートを行います。入院施設があったとしても、関係性は退院までと言うわけではなく、その後の通院時にも関わりをもつことが多いようです。

老人保健施設や入院設備があるところでは、日勤だけでなく、夜勤や休日出勤があるのが特徴です。

一方、行政施設では、勤務時間は基本的に日勤のみ。各種支援制度の利用手続きなどが増えてきます。どの勤務先でも制度や社会のしくみを深く知ることは大切ですが、実際に関わる人や勤務時間は違ってきますので、自分に合った職場を見つけてください。

また、家族を訪問するために、外に出ることもあります。中には公共の交通機関では行きにくいところもあるので、普通乗用車免許を所持していることを採用の条件にしているところもあるようです。また、車は自分の自家用車を使う場合や、勤務先が車を用意しているケースもあります。これも事前に確認する必要があります。

他に重要視することとして、他のライセンスを取得するときのサポートの有無や休日の取りやすさなどがあります。

管理栄養士の求人状況

管理栄養士は、病院や老人介護施設の他、数は少ないもののスポーツチームに雇われてベストパフォーマンスを出せるよう栄養面からサポートするなど、活躍の場は広がっています。

病院勤務の場合、低栄養の患者に高度な栄養管理を行うなど、ひとりひとりの事情にあわせた食事の管理が必須です。栄養サポートチーム(Nutrition Support Team、NST)などの医療チームをつくる病院も増えており、より専門的な知識が求められています。

病院内で食事指導を行う場合、診療報酬に加えるには管理栄養士の資格がある人が行わなければなりません。生活習慣病が増える中、病院としても管理栄養士は欠かせない存在となっています。単に栄養に関する知識を深めるだけでなく、医療チームと連携する力を養うことで活躍の場はさらに広がります。

また、施設そのものに雇われるケース以外に、病院や学校などに給食を提供する給食センターなど、委託会社に勤務するケースもあります。勤務先によって対象が異なり、必要な知識も変わってくるので、勤務先選びは慎重にしてください。

大分県の管理栄養士の求人状況

求人は大分県内の多くの場所でありますが、勤務先の種類が多いのは大分市、別府市となっています。

管理栄養士は正社員として勤務することが多く、経験者が優遇されます。特に栄養サポートチーム(NST)を組む病院の場合は経験が重要ですので、計画的にキャリアアップを目指すことが重要。希望する勤務先でどのような仕事を、誰と連携しながら行い、指導者がいるのかを確認するようにしてください。

勤務時間については、病院や老人ホームなど、朝・昼・夜と食事を提供する場所に関わる場合、早朝勤務があり、交代制になることが多いようです。一方、学校給食などであれば昼食しかないため勤務時間は固定されます。栄養指導を行う管理栄養士も日勤しかありません。勤務時間を優先したい方は、十分に調べるようにしてください。

管理栄養士は生涯にわたり使用できる資格で、女性が多く活躍しています。妊娠・出産・子育てなどと両立しやすいよう配慮している勤務先も多く、再就職も比較的しやすいと言われています。保育環境との兼ね合いや休暇の取得のしやすさなども考慮にいれたいことろです。

また、栄養指導に外部に出ることがある場合、マイカー通勤ができるのかも確認するべきでしょう。

医療事務の求人状況

医療事務の大多数の勤務先は病院、またはクリニックです。大分県内には152施設の病院と、805施設のクリニックがあります。これは、人口10万人あたりの病院数69.02施設であり、全国平均より高い数値となっています。つまり、それだけ勤務先が多いことを示します。(参照元:日本医師会 地域医療情報システム)

ほかにも調剤薬局の事務員として勤務する方もいます。どちらにしてもレセプト(診療報酬明細書)の作成が主な業務であり、カルテに記載された情報を健康保険の点数におきかえて、診療費用を計算するものを医療事務と言います。

大きな病院では医療事務をするスタッフが多く在籍し、仕事を分担して行っています。医療事務として募集されるものの中には、受付スタッフとして勤務する人がいたり、将来的に事務員をまとめる医事課主任などの役職があったりします。一方、小さなクリニックでは医療事務を担当する人は受付や会計から、カルテの整理まで幅広い仕事を行うケースもあります。

勤務先によって差がありますので面接のときなどに確認しておく必要があります。

大分県の医療事務の求人状況

医療事務の採用形態は正社員の他に、パートタイマーやアルバイト、派遣などがあります。まずは正社員以外で採用し、後で正社員に登用する制度のところも多く、採用時だけでなく、将来性も見据えて勤務先を選ぶとよいでしょう。

医療事務についての国家資格はありませんが、民間の資格や認定制度は複数あります。一般的に、医療事務、医療事務検定、ドクターズクラークなどの資格を持っていることを条件としているところが多いようです。採用条件に「資格を問わず」と書かれていても有資格者は有利ですので、積極的に取得することをおすすめします。

給与は一般的な事務職と同程度です。しかし通勤費の補助や各種手当て、退職金の有無も加味すると変わってきますので、単純な金額だけで比較せず、複合的に判断するようにしてください。

勤務形態が多彩で、基本的には座って行う仕事であるため女性に人気が高く、勤務環境もさまざまな配慮がされているところが多くあります。例えば病院併設の保育園を利用でき、正社員でも時短勤務を認めているなど。給与面だけでなく、福利厚生面から勤務先を探すのも一案です。

近年では電子カルテの普及が50%にまで広がっていると言われます。大分県で言えば、平成30年に出された「第7次大分県医療計画」で、電子カルテやオーダリングシステム等の導入の加え、地域におけるITを活用した医療情報連携などを重点施策のひとつとしています。

これは医療事務が行うレセプト業務やクラーク業務とも大きく関わる部分です。実務経験も重要ですが、これらの分野が得意な方は積極的にアピールすれば採用につながる可能性が大きくなります。

看護助手の求人状況

看護助手は、看護補助者やナースアシスタントなどの名前でも募集されています。

看護助手の大多数の勤務先は病院、またはクリニックで、病院や入院施設のある大きなクリニックでは特にニーズが高く、実際の求人も多くなっています。大分県内にはクリニックを除いた病院だけでも152施設ありますので、勤務先候補は多いと言えます。

大分県の看護助手の求人状況

看護助手の仕事内容は、医療や看護が必要な患者の身の回りのお世話や看護師のサポート業務です。具体的にはシーツ交換や病棟内の環境整備、食事介助、入浴清潔援助などが一般的ですが、実際の業務範囲は勤務先によって随分違います。求人情報や面接のときに聞くのはもちろん、施設見学なども行って判断できると安心です。

勤務形態は、正社員の他、パートタイマーが多くあります。勤務先によっては夜勤もありますので、事前に確認してください。

看護助手の資格としては、全国医療福祉教育協会が認定する「看護助手実務能力認定試験」がありますが、勤務自体は資格がなくても従事することができます。実際、多くの求人では「資格不要」となっています。

もちろん、有資格者は一定以上の知識と技能を持っていると証明できますので、転職時に有利に働きます。

また、経験者優遇としているところが多く、ここはアピールポイントとなります。面接などで、これまでに担当してきた業務やできる仕事の内容をしっかりと伝えられるように準備をするとよいでしょう。

ほかに勤務先を選ぶポイントとして、公共交通機関へのアクセスやマイカー通勤の可否、通勤手当の有無なども重要です。看護助手の仕事のひとつに食事の介助がありますが、病院の朝食は朝早く、それに間に合うように出勤しなければなりません。負担にならないような通勤方法を考える必要があります。

他にも託児施設の有無や、育休・介護休業の取得状況なども確認したい部分です。

介護・福祉業界の求人状況

介護・福祉業界の勤務先は病院やクリニックのほか、介護保険施設や障がい者支援施設などが多くなります。

大分県内の病院数は152施設、クリニックは805施設あり、人口10万人あたりの病院数は69.02で、全国平均より高い数値となっています。(参照元:日本医師会 地域医療情報システム)

介護保険施設は、介護老人福祉施設が85、介護老人保健施設が73、介護療養型医療施設が41となっており、今後も増加していくものと考えらます。(参照元:大分県高齢者福祉課)

勤務先地域は、大分市、別府市、中津市が中心。施設数が多いため、求人数も多くなっています。

介護・福祉業界は正社員でもアルバイトでも求人がありますが、正社員での採用が多いのが特徴のひとつです。複数の候補を比較して、自分にあった条件の勤務先を選択することをおすすめします。

勤務先によっては連続休暇の取得がしやすかったり、法人内にある認定こども園での学童保育の利用が可能であったりします。所得だけでなく、福利厚生面も重視して選ぶことができます。

教育面では、「エルダー制度」によるOJT方式を採用しているところもあります。エルダー制度とは、先に入社した先輩社員が新入社員の教育係となって実務指導を行うもの。双方の年齢が近いことが多く、気軽に相談しながら実務スキルを身に付けることができます。将来を考えるなら、教育システムで選んでもよいでしょう。

大分県の介護・福祉業界の求人状況

初任者研修・実務者研修の求人状況

初任者研修や実務者研修は、ともに介護に携わる方が受講する研修です。以前のホームヘルパー2級が廃止され初任者研修に、ホームヘルパー1級は実務者研修に移行した経緯があります。

初任者研修や実務者研修を受講した人は、病院や介護施設などで介護保険サービスの利用者をサポートします。令和2年の大分県の調べによると、県内で介護保険を利用する人の数は約7万人で、その後も上昇する見込みです。そのため大分県では現在から将来にかけて、初任者研修や実務者研修の修了者への求人数は増加すると考えられます。

なかでも大分県で高齢者人口が多い地域は、大分市の約47万人と別府市の約11万人です。高齢者人口に比例して、介護関連施設も充実しています。たとえば、令和3年における大分県の訪問介護事業所は全428施設。大分市には最も多い160施設があり、次いで別府市の50施設です。

その他にも中津市や日田市、佐伯市、宇佐市などに20~40の訪問介護事業所が存在する状況です。初任者研修者や実務者研修者の就職先は、大分市を中心に幅広い地域に存在します。

大分県の初任者研修・実務者研修の求人状況

初任者研修では介護の基礎を習得し、実務者研修では介護福祉士として必要な知識やスキルを習得します。3年の実務経験に加え実務者研修を修了すると、介護福祉士の受験資格を得られるのです。

初任者研修や実務者研修を求人の応募条件として設定する病院や施設が、多く見られます。そのため、両者どちらかの研修を受けた方が就職には有利でしょう。

業務内容としては、初任者研修を取得すると、着替えや食事、排せつなどの高齢者への介助が可能になります。また介護サービスを受ける人を病院へ連れて行く場合も、初任者研修を修了する必要があるのです。

初任者研修と実務者研修の業務内容の違いは、実務者研修の修了者は、サービス提供責任者として働ける一方で、初任者研修の修了者は、サービス提供責任者になれない点です。

サービス提供責任者とは、訪問介護サービス計画の作成やヘルパーへの指導や指示を行う人です。またサービス提供責任者は、介護サービス利用者の家族をサポートする機会もあります。そのため実務者研修の修了者が、初任者研修の修了者よりも幅広い業務を受け持てるといえます。

介護福祉士の求人状況

介護福祉士は、介護関連の中では唯一の国家資格です。介護に関係する一定の知識や技能を習得すると、介護福祉士になれます。

大分県では介護人材の安定的な確保や、職場定着の促進に向けた取り組みが行われています。介護福祉士の就職先は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、訪問介護事業所、デイサービスなど幅広い点が特徴です。

大分県には、介護施設が約2670施設あり、75歳以上1千人あたりの施設数が約14施設で、全国平均の11施設に比べると高い傾向にあります。そのため大分県は、全国的に比較した場合、介護福祉士の活躍しやすい環境といえます。

また大分県には、一般社団法人「大分県介護福祉士会」 も設立されており、そこに加入するとさまざまなサービスを受けられます。たとえば介護関連の研修を会員価格で受けられたり、業務中の賠償事故保険や所得補償などの福利厚生が受けられたりするのです。大分県は、介護福祉士が働きやすい地域と考えられます。

大分県の介護福祉士の求人状況

介護福祉士は、ケアマネージャーが決めた計画書に従って業務を遂行します。具体的な業務内容は、介護サービスを受ける人の身体介護や生活援助、家族のサポートなどです。

介護福祉士になるためには、3年以上の実務経験の後に国家資格に合格する方法と、介護福祉士の養成施設で資格を取得する方法、福祉系高校の卒業後に国家資格を取得してなる方法などが考えられます。

厚生労働省の調査では、介護職員が携わることの多い介護サービスは、介護老人保健施設(57.9%)が最も多く、次いで介護老人福祉施設(50.9%)でした。それぞれ、要介護者のみが利用できる施設です。

一方で要支援者が利用できる通所介護や訪問介護などに携わる介護福祉士はともに、約30%代と比較的に低い割合です。

介護制度では、自分で自分のことをある程度できる場合は要支援1や2に分けられます。その一方で、より手厚いサポートが必要な介護サービスの利用者は要介護1~5に分けられるのです。つまり介護福祉士は、より手厚い介護が必要な方へのサポートを行う傾向にあるといえます。

介護支援専門員の求人状況

介護支援専門員はケアマネージャーとも呼ばれます。介護保険サービスを受ける人に、ケアプランを作成したり、サービスを提供する事業者との調整を行ったりする職業です。

介護支援専門員の就職先は、居宅介護支援事業所や入居介護施設、地域包括支援センターなどが挙げられます。

地域包括支援センターとは、介護が必要になった場合に相談するための施設です。そこでは、専門職員らがチームを組んで、連携しながら、介護保険の利用者が受けるサービスをコーディネートします。

大分県には、多くの介護施設 や地域包括支援センターがあります。さらに介護支援専門員は地域包括支援センターでも働けるため、豊富な選択肢から就職先を選べるでしょう。

大分県の介護支援専門員の求人状況

介護支援専門員になるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。介護支援専門員実務研修受講試験は、各都道府県で実施されており、大分県でも受験可能です。

介護支援専門員は正社員で働ける職場が多く、介護職の中でも高い給与水準です。 給与は好条件の一方で、介護支援専門員は多忙な職業。他の職業と比べ、有給休暇が少ない傾向です。

つまり介護支援専門員は、一般企業に勤める人よりも、有給休暇が少ないということです。そのため、他業種に比べ多忙であることが予想されます。しかし介護労働者の労働条件の確保・改善についての取り組みは、厚生労働省をはじめとした役所でも実施されています。

今後は、さらに介護支援専門員などの介護労働者に対する労働条件の適正化が進むでしょう。 しかしご自身でも、労働条件面についてしっかりと話を聞いたうえで、介護支援専門員の就職先を決めたほうがよいでしょう。

介護支援専門員が携わる仕事内容は、ケアプランの作成や介護事業所の調整などです。その他にも、利用者と家族の仲を取り持ったり、生活保護申請のサポートをしたりなど幅広い業務をこなします。

介護支援専門員は忙しいながらも、やりがいを持って働く人も多いようです。 業務範囲が広いゆえに忙しい職業と考えられますが、仕事でやりがいを感じたい場合は介護支援専門員として働くのもよいでしょう。

介護士(無資格)の求人状況と求人環境

無資格の介護士とは、特に介護福祉士などの国家資格を持っていないが、介護の現場で働いている人のことを指します。
資格を持っていなくても、介護に興味があり働きながら資格取得を目指す人や、介護の基本的なスキルや経験を持っていれば働くことができます。

大分県では、介護施設が約2,670施設も存在し、施設数が全国平均よりも高いです。このため、介護職員の需要が高い地域と言えます。さらに、全国的にも高齢者の増加に伴い、介護職員の需要は高まっています。そのため無資格でも、求人は比較的多いと言えるでしょう。

ただし、無資格の場合は、給与や待遇面で資格を持つ介護福祉士と比べるとやや劣ることもあると考えられます。しかし、大分県では、無資格でも実務経験を積み、介護福祉士の資格を取得することを奨励する動きもあります。

無資格の介護士でも働くことができる職場は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、訪問介護事業所、デイサービスなど幅広くあります。具体的な業務内容は、食事や入浴、排泄の介助、レクリエーションの企画・実施、居室の清掃など生活支援全般となります。

また、無資格の介護士でも介護福祉士と同様に、要支援1や2の利用者から要介護1~5の利用者までの対応が求められます。これは、その人が自分でできることをどの程度自分で行うことができるかによって異なります。

無資格の状態からでも、仕事を通じて経験を積み、研修を重ねることでスキルアップが可能です。それによって資格を取得し、給与や待遇の改善を図ることも可能となります。

大分県は、介護士が働きやすい環境を提供しており、無資格の人でもキャリアアップを目指すことができると考えられます。