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看護師の転職理由14選!転職の決断に至るおもな理由とは?

監修者:ラシク 医療転職コンサルタント

看護師としての多様なキャリアが築けるようになった現代では、転職は多くの看護師が考える選択肢です。現在、看護師として働いている方のなかにも、「そろそろ転職しようか考えているけど、他の看護師がどのような理由で転職しているのか気になる」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、看護師のおもな転職理由や転職時の注意点を解説していきます。

看護師の転職理由14選

看護師が転職を考える理由はさまざまですが、ここではおもな理由について見ていきます。考えられるおもな理由は以下の14点です。

  • 収入を上げたい
  • 今の職場では希望するキャリアを積めない
  • 業務負担が大きい
  • 休みが取りにくい
  • 夜勤をなくしたい
  • 医療現場のプレッシャーに耐えられない
  • 職場への通勤がしにくい
  • 職場の人間関係がつらい
  • 仕事内容に興味が持てない
  • 最新の医療技術や医療機器に携わりながら働きたい
  • 他の職場も経験してみたい
  • 結婚や出産を機に、家庭を優先しなければならなくなった
  • 両親や親せきの介護が必要になった
  • 自分自身の健康を害してしまった

収入を上げたい

まずは収入面の理由です。給与や待遇の改善を求めた転職は、代表的な転職理由のひとつです。本コラムをお読みになっている方のなかでも、以下のようなことを考えている方は多いのではないでしょうか。

  • もっと給与水準を上げてほしい/給与水準のより高い環境で働きたい
  • 交通手当や住宅補助など、福利厚生の充実した職場で働きたい
  • 勤務年数やキャリアアップに応じて、十分な昇進や昇給を適用してほしい

現在の職場の給与水準に満足できていない場合は、収入アップの実現が転職動機となります。

今の職場では希望するキャリアを積めない

現在の職場では希望通りのキャリア形成が難しいと考える場合も、転職を考えるきっかけになります。看護師のキャリアは人によって異なります。

マネジメント経験を積んで看護師長になりたい方、スペシャリストとして専門看護師や認定看護師になりたい方、国際看護師としてグローバルに活躍したい方などさまざま挙げられるでしょう。

たとえば、国際看護師としてグローバルに活躍したい方が、地域密着型のクリニックに長年在籍していても希望するキャリアはなかなか積めません。ある程度の職場経験を積んだら、希望するキャリアの実現へ向けて転職を決断することになります。

業務負担が大きい

業務負担が大きい点も看護師の転職理由として大きな部分です。慢性的に人手不足の職場や患者数の多いクリニックなどでは、1人あたりの業務負担が大きくなることも少なくないでしょう。

また、基本的な業務時間が9時から17時など決まっていても、いつも残業ばかりで帰宅が深夜になってしまうケースも考えられます。

業務負担が大きいと心身の不調にもつながるため、その前に転職を決断する人も多いのです。

休みが取りにくい

看護師の転職理由として、休みが取りにくいという理由も挙げられます。ギリギリの人数でシフトを回している職場や子育てと両立している看護師が多い職場などでは、なかなか交代要員が見つからず希望する日に休みを取れないこともあるはずです。

思うように休みが取れない結果、十分なワークライフバランスを実現できず、転職に踏み出す看護師も少なくないでしょう。

夜勤をなくしたい

夜勤のない働き方に変えたいという理由もよくあります。日勤・夜勤の交代制を採用している病院・職場も多いため、看護師において夜勤はつきものと言っても過言ではないでしょう。

たしかに夜勤は生活リズムが乱れる要因になります。日勤と夜勤の切り替えがうまくできず、体調を崩してしまった経験のある方もいるはずです。

また、夜勤によって昼夜逆転の生活となることで、家族や友人とのコミュニケーションの機会が減少することもあります。このような事情から、夜勤のない働き方を望む看護師は少なくありません。

医療現場のプレッシャーに耐えられない

医療現場のプレッシャーに耐えられず、転職を希望する看護師もいます。看護師は患者様の生命を預かる社会的意義・責任の大きい職種です。やりがいが大きい分、不安やプレッシャーも大きくなるでしょう。

やりがい・達成感よりも不安・プレッシャーのほうが大きい状態が常に続いている場合、心身の不調につながってしまうこともあります。

この場合、医療現場と直接的に関わらない看護師のポジションに就いたり、看護師以外の職種に転職したりするケースが多くなります。

職場への通勤がしにくい

職場への通勤面を理由に転職するケースもあります。たとえば職場への通勤に片道2時間以上かかるなど、通勤の負担が大きい場合です。

また、引っ越しによって職場が遠くなった結果、新しい住居に近い職場を探して転職するケースも考えられます。

職場の人間関係がつらい

職場の人間関係も代表的な転職理由として挙げられます。先輩や同僚、患者様など、一部の相手との人間関係がうまくいかず、ストレスを抱えてしまうケースです。職場にはさまざまな特徴の人がいるため、人間関係で悩むことはある意味自然な現象ともいえます。

この場合、まずは自分自身の立ち振る舞いや周囲への相談で解決できないか試みましょう。人間関係の悩みはどの職場でも生じうるものであり、転職しても次の職場で同様の悩みを抱える可能性もあるためです。

今の職場ではどうしても改善が難しいと判断した後に、次の職場への転職を決断するとよいでしょう。

仕事内容に興味が持てない

今の職場での仕事内容に興味が持てず、転職を決断する看護師もいます。テレビやドラマなどのイメージを持って看護師になったものの、「イメージした内容と実際の仕事内容が違う」と感じて転職するケースです。

この場合、看護師以外の職種に転職するケースも多くなるでしょう。もしくは、看護師のまま勤務先を変えるパターンです(例:病院から診療所や訪問看護ステーションなど)。

最新の医療技術や医療機器に携わりながら働きたい

最新の医療技術や医療機器に携わりながら働きたいという理由で転職するケースです。キャリア志向の強い看護師や医療現場への関心が強い看護師に多い理由だといえます。

この場合、最新の医療設備を整えた大病院や都心部の病院、海外の病院などへの転職を目指すことが多くなるでしょう。

他の職場も経験してみたい

単純に「他の職場も経験してみたい」という理由で転職するケースです。これまで一カ所の職場経験しかない看護師などの場合は、他の職場でも働いてみたいと感じる傾向にあります。

現在の職場に大きな不満はないものの、純粋な興味や関心から別の職場に移るパターンです。

結婚や出産を機に、家庭を優先しなければならなくなった

結婚や出産を機に転職する理由も代表的です。配偶者・パートナーの都合で遠方へ転勤しなければならない場合や、家庭に入って家事・育児に注力しなければならない場合などです。

この場合、一度退職という形を取り、しばらくして家庭の状況が落ち着いてから再就職する場合も多くなります。

両親や親戚の介護が必要になった

両親や親戚の介護が必要になり、転職に至るケースです。他に頼れる兄弟や親戚がいない看護師などの場合、やむを得ず職場を離れる決断に至ります。

結婚や育児と同様に、一度退職という形を取ることも多くなるでしょう。生活のなかで多少の余裕が出てきた際に、近隣の職場などに再就職するパターンです。

自分自身の健康を害してしまった

過労やストレスで自分自身の健康を害してしまい、転職するケースです。どの職種にも言えることですが、働くうえではあなた自身の心身が大事な資本となるため、無理をしないことが重要です。

必要であれば、一度退職してしばらく休養してから、再就職を検討するのもよいでしょう。

転職時の注意点

前述のとおり、転職理由にはさまざまなものがあります。転職理由に正解・不正解はなく、転職の判断も人それぞれです。ただし、実際に転職する際は以下のことに注意しましょう。

  • 自分が優先したい事項を明確にする
  • 脚色はしつつも、ウソはつかない
  • 前職やこれまでのキャリアをネガティブに語らない

自分が優先したい事項を明確にする

転職する際は、自分が優先したい事項を明確にすることが大切です。残念ながらすべての希望が叶う完璧な職場は存在しません。

「給料は上げたいけど、夜勤もなくしたいし残業も減らしたい」という希望をすべて叶えることは難しいでしょう。

自分にとっての優先順位をはっきりさせることで、満足のいく転職を実現できる可能性が高まります。

脚色はしつつも、ウソはつかない

転職面接などでは、ウソをつかないように注意しましょう。ウソをつくと、後であなた自身が新しい職場で苦労することになるためです。

一方、あなた自身のアピールをするうえで、多少の脚色やポジティブな表現は有効です。偽りにならない範囲で、あなた自身の魅力をより伝えられる表現の工夫をしていきましょう。

前職やこれまでのキャリアをネガティブに語らない

転職する際は、前職やこれまでのキャリアをネガティブに語らないように注意してください。転職理由は人それぞれであり、人間関係のこじれやプレッシャーなど、ネガティブな理由が強い場合も本音としてあるでしょう。

しかし、ネガティブな理由をそのまま伝えてしまうと、面接相手の職場スタッフからの印象が下がってしまいます。転職してもまたすぐに退職するかもしれないと思われ、不採用となるリスクも高まるため、ポジティブな言葉に変換して説明しましょう。

まとめ:転職理由は人それぞれ。自分自身としっかり向き合うことが大切

本コラムでは、看護師の転職理由や転職時の注意点について解説しました。看護師の転職理由は、家庭環境の変化や給料・キャリア面、人間関係、仕事のストレス・プレッシャーなどさまざまです。

転職理由やタイミングは1人ひとり異なり、正解・不正解はありません。転職を検討する際は、まずは今の職場で改善ができないかトライしてみることも大切です。そのうえで転職を決断するのも遅くはありません。

転職する際は、自分の軸を明確にしたうえで、ポジティブな説明を行うことがポイントです。自分自身としっかり向き合い、あなたに合った職場を見つけていきましょう。